MC/CDMA通信方式における次元圧縮MMSE信号検出(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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MC/CDMA方式は,周波数利用効率が高いこと,マルチパス環境下でも多数の狭帯域通信路で送られるデータはフラットフェージングを受けるのみで等化が容易であることなどの点から,今後の高速広帯域移動通信に有望な方式として注目されている.しかし,本方式にMMSE信号検出を適用するとき,通信路の推定誤差が大きいとSINRなどの検出特性が大幅に低下するという問題がある.従来,この通信路誤差に対するロバスト性を高める手法として,DL(Diagonal Loading)法が報告されている.本論文では,MC/CDMA方式に対して次元圧縮信号検出法が通信路推定誤差に対するロバスト性の改善の点で有効であるかどうかを,DL技術との比較で検討を行っている.具体的には,次元圧縮フィルタとして,共役勾配法(CG法)を用いたCGRRF(Conjugate Gradient Reduced Rank Filter)と,筆者らが先に提案した次元圧縮フィルタの1つであるRGMF(Recursive Gradient MMSE Filter)を取り上げ,ロバスト性について両者の比較を行うと共に,DL技術との改善量の比較をシミュレーションにより実験的に行っている.
- 2009-03-02
著者
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