SVMを用いたタンパク質糖鎖修飾部位予測
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概要
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糖鎖は,核酸,タンパク質に次いで第三の生命鎖といわれ,生体内では主にタンパク質に結合して糖タンパク質として存在し,全タンパク質の約半分が糖タンパク質であるといわれている.また,糖鎖修飾の有無がタンパク質の構造や機能を変化させ,生命の維持に重要な影響を及ぼすことが示されている.しかし,糖鎖修飾に関する有用なデータベースは存在しない.そこで,本研究ではタンパク質の糖鎖修飾部位を網羅的に予測する手法を開発することを目的とした.結果として,本研究では既知の糖鎖修飾部位に関して約90%の精度で予測することに成功した.また,糖鎖修飾が未知のタンパク質に対しても,立体空間的に適切な糖鎖修飾部位の予測に成功した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-02-26
著者
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