福井大学教育地域科学部附属学校園における協働研究の取り組みと課題 -「学校改革会議」の創設と展開-
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概要
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今まで附属学校園はそれぞれ独自の研究テーマのもとに研究と実践を進めてきているが,幼稚園・小学校・中学校に関して言えば,共通した子どもたちへの教育を行ってきている現状がある。一方で,附属学校園の社会的使命として,地域の先進的・先導的な研究と実践を進めていくことが課せられていることを考えると,4つの附属学校園がお互いに研究と実践を交流し,相互に協働して研究と実践を進めていくことが社会的に求められている。とりわけ平成16年度から大学が法人化され,中期目標・中期計画が厳しく問われる現実の中で,附属学校園の廃止論も出され,附属の存在意義とは何かを根本から考えるべき時期にきている。このような厳しい現実を見据えたときに,私たちは附属学校園の社会的使命や存在意義を根本から考えていくために,まずは4つの附属の協働関係を構築し議論を始めていくことが必要であると考えた。このような課題意識から,平成18年度に創設した「学校改革会議」の歩みと展開を通して附属学校園の課題を明らかにしたいと考える。また,附属学校園は平成20年度から創立された福井大学大学院教育学研究科教職開発専攻(教職大学院)の拠点校としても位置づけられていることから,大学との協働がさらに深く展開されてきていることも確認しておきたい。
- 福井大学の論文
- 2009-01-31
福井大学 | 論文
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