連続的な行為描像と行為意味集合 : ファジィ集合による行為意味の定式化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論は、合理的選択理論が前提とする行為像を、現象学的社会学が措定する行為像と対照するかたちで明確化し、その基底的な仮定を拡張して、合理的選択理論が扱いえない現象を記述する枠組みを与えることを目的としている。合理的選択理論が前提とする行為は、ほとんどの場合、自然的な分節を待つ意味の明確な単位行為に限定されており、複数の意味合いを待つような、あるいは不確かな意味づけを持つような、分節の不分明な行為を想定していない。意味の明確な単位行為の概念を、ファジイ集合を用いて拡張することで、こうした制約を逃れることができることを示すと同時に、現象学的社会学が想定する行為像の数理的な定式化を試みる。
- 流通経済大学の論文
著者
関連論文
- コミュニケーション主体と共同体の構造
- 後期中等教育(高等学校)における障害のある生徒 : 「施設・設備・備品」「配慮」「制度的施策」「支援する人や組織」の現状
- 「障害者の高等教育に関する全国調査'93」 : 分析結果資料(その3)
- 「障害者の高等教育に関する全国調査'93」分析結果資料(その2)
- 高等教育機関の障害者支援システムの研究
- 「障害者の高等教育に関する全国調査'93」分析結果資料
- 障害者受け入れ体制のパターンとその移行過程
- 「障害者の高等教育」に関する調査研究
- 山岸俊男著『社会的ジレンマのしくみ-「自分一人ぐらいの心理」の招くもの-』
- 障害学生の在籍が支援体制の整備に及ぼす影響 : 1989年から1993年への変化
- 準階層とその構成に関する仮説的検討
- 数理社会学研究の時間的動態に関するモデル
- 行為の意味とその解釈 : 意図,行動,解釈図式のファジイ集合による定式化(社会学と数理的視座)
- 連続的な行為描像と行為意味集合 : ファジィ集合による行為意味の定式化
- 職業評価の構造と職業威信スコア
- 障害者受け入れに関する大学の意思決定システムと意思決定環境についての考察
- 仮想社会における原初的階層化プロセス (フォーマル・セオリー)
- 職歴研究における移動と時間 (変化をとらえる)