東京日用消費財工業の生産体系と地域配置
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概要
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以上によって東京の日用消費財工業には分散型と集中型があり,全国市場に結合する集中型は卸問屋-製造卸(メーカーエ場)-加工業という結合関係を持っていることが知られ,工業の研究に流通段階を合わせみることが必要であることが明白になった。この集中型を量産の段階によって整理すると,おのずから発展段階の順序に並び,これらの作業地域が,Complex Areaをなすことが明らかになる。このComplex Areaこそが東京工業,つまり大都市工業の本質的部分である。わたくしは,今後一方で組立機械工業の底辺部分の研究をなすと同時に,このComplex Areaの調査を行なって,さらに大都市工業の持つ論理を明らかにしなければならない。
- 流通経済大学の論文
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