総合的な学習(国際理解「英会話」)の評価に関する研究
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概要
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本研究は,熊本大学教育学部附属小学校において,1年間にわたって行われた総合的な学習(国際理解「英会話」)に対する児童達の評価について,学年による違い,また学級担任教師のP-M指導行動(類型)(三隅,1984)との関連について調査分析を行ったものである.英会話の授業は,毎週11回(45分間),ALTと学級担任との協働指導(チーム・ティーチング)で行われた.調査対象は,3年〜6年の各3クラス計12学級429名である.調査は1学期と2学期の2回,各学期の終了月に学級単位で担任教師により行われた.調査内容は,1.英会話授業に対する評価(「興味・関心・意欲」,授業中の担任教師の「緊張・戸惑い」,英会話学習の「理解度」),2.担任教師のP-M指導行動(類型)である.室な結果は次の通りである.1.学年別にみると,3年生と6年生において,英会話学習の「興味・関心・意欲」が高く,4,5年生,特に5年生において最も低くなる結果(U字型)を示した.2.担任教師のP-M指導行動との関連では,PM型において最も高く,次いでM型,P型と続き,最低はpm型であった,また,3.英会話授業中の「緊張・戸惑い」に関しては,PM及びM型に比べて,pm,P型において,緊張ぎみで,いつもと雰囲気が違う,楽しそうでないとの結果が得られた.
- 久留米大学の論文
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