51.非常用総合水利システムの評価に関する研究(1) : 阪神淡路大震災の考察

概要

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1、論文の目的今回の阪神淡路大震災の大火災に対し、行政、市民が一体となって処理、対策に当たった事は評価されるが、残念ながら不測の事態も生じ、非常用水源、行政、人が円滑に機能しなかった事実も幾つか挙げられる。それは少なくとも現在の水利施設や人が必ずしも体系的(防災、都市計画的視野に立った全ての一連の流れ)でなかったことに起因する。其処で本研究では阪神淡路大震災への対処にあたって、「総合水利システム」という観点から、どのような現象、問題点、原因が提起され、反面、現状で優れ有効に働いた点は何処に有ったのかを考察し以降の研究の資料とすることを目的とする。 2、研究の方法本研究は時間的制約もあり今後の研究に委ねることから其の方法として、一部現地関係者への、ヒアリング調査と、文献資料調査(新聞、報告書、消防活動の記録)に基づくものである。 3、結論以上から、非常用水利、施設、人のあり方、対処の方法、行動についても体系的に考えていく必要がある。。そのためには、非常用水利というものをあらゆる角度から多元的に考察していく必要があるから、ここで新しい手法の「非常用総合水利システムの評価」の確立を最終目的とするものである。
地域安全学会の論文

51.非常用総合水利システムの評価に関する研究(1) : 阪神淡路大震災の考察

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