介護過程における教授法の検討 : 目標指向型とICFへの試み
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概要
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介護福祉士教育は,介護福祉士養成校において,過去の家庭奉仕員からの実績を踏まえ高齢社会における介護の専門職を養成する目的で教育されている.介護カリキュラムにおいても平成12年には改訂され,平成21年度からは更なる教育充実を図るために新カリキュラムも導入される.今後,学生の現状をふまえ,新カリキュラムに向け本学の特色を生かしたカリキュラムに取り組まざるを得ない.また,新カリキュラムの中でも介護実習に対する時間数や,最終実習に必要な介護過程の授業の時間数が大幅に増大した。また,介護過程に関していえば今迄科目の中での一項目であったものが,科目として一本化しその重要度は大きなものといえる.そこで,介護福祉の教授法をふまえ,如何に円滑に教授できるかを,18回生(平成18年度卒業)と19回生(平成19年度卒業)を対象に,18回生には介護過程の展開に関する授業の視点を問題志向型(マズロー基本的欲求5段階説の尺度)と19回生では,目標指向型(ICFの尺度)を導入しその比較において,今後の学生のニーズに応じた実習記録用紙の構築に試みた.
著者
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