固体NMR分光法による生体分子複合体の構造解析(実験技術)
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概要
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高分解能固体NMR法によりタンパク質など生体高分子の立体構造解析が非結晶固体状態で行えるようになった.脂質膜にあるタンパク質や繊維状のタンパク質は,単結晶を作りにくくまた可溶化すると構造が変化するためX線回折や溶液NMRの適用がむずかしい.しかし,固体NMRはこれら生体分子複合体を測定対象にできる.この方法は,高速マジック角試料回転や多重ラジオ波パルスを用いた多次元NMR実験法,分子動力学計算やデータベースを用いた解析法,遺伝子工学を用いた試料調製法などの発展により可能になった.最近は,高出力テラヘルツ波光源を用いた高磁場動的核分極による超高感度化など新しい技術で解析能力を向上させようとしている.
- 2009-03-05
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