衝突ESDによるインパルス電磁界の発生(その3)(放電/電力/一般)
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概要
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金属物体間における接近・衝突を伴う静電気放電(ESD)事象は、この金属体から離れた所にある最新型の電子システムに対し、強い電磁妨害作用(EMI)を及ぼす場合がある。この衝突ESDの電磁気的な振る舞いに関しては、静電プロセスも含め未だに不明瞭な事柄が多い。例えば、放電により発生した金属体近傍のインパルス状電磁界の極性とEMIの関係である。今回(その3)は、金属体として2個の金属球(直径:4mm〜12.7mm)を用い,これを衝突させた時に発生する過渡電磁界をショートモノポールアンテナ(長さ10mm)で捉えた。このアンテナに誘起するインパルス波形の極性(positive going ↑,negative going ↓)は、同一の静電気帯電極性であっても、アンテナと金属球との位置関係により、反転する事がわかった。
- 2008-12-12
著者
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