Y大男子バスケットボールチーム戦力の詳細分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
要旨 本研究は、Y大男子バスケットボールチームの2007年に開催された公式17ゲームを対象に、オフェンス力及びディフェンス力について、中でもオフェンス判断力を加味した詳細な戦力の分析を試みたものである。これまで研究継続中である「マルコフ過程」の数学的手法を用い、攻撃回数、核、ブレ、オフェンス判断力及びディフェンス力を数量化し、Y大チームの戦力を分析した。その結果、Y大は、攻撃回数の平均値は、85とやや高めであり、また、ブレが大きく、自チームの理想とする攻撃回数、オフェンスの判断ができていないゲームが多く認められた。シュート成功値(A)について、得点比率(r) の2分の1を下回る値が見られるゲームが17ゲーム中4ゲームであり、ディフェンス力の強化が必要であることが示唆された。また、チームの理想とする攻撃回数や一回の攻撃に費やす時間など、オフェンス遅速に関わる的確な判断により、勝利する可能性が高くなるものと考えられ、今後のチーム指導に客観的な資料が提供された。
- 2009-02-15
著者
関連論文
- バスケットボールゲームにおけるディフェンスのポジショニングに関する数学的考察
- バスケットボールのシュートに関する分析的研究
- バスケットボールゲームの戦力分析 : Y大男子バスケットボールチームの攻防力について
- バスケットボールゲーム中におけるスカウティング情報のフィードバック
- バスケットボールゲームにおける高さとうまさがリバウンドボール獲得に及ぼす影響
- Y大男子バスケットボールチーム戦力の詳細分析
- バスケットボールゲームにおけるリバウンドに関する分析的研究
- 大学バスケットボール界における情報戦略活動の事例研究
- 9024 バレーボールの女子のスパイク動作に関する一考察
- 仙台大学バスケットボール・ワークショップについて : 第19回仙台大学バスケットボール・ワークショップの事例研究
- 09-26-ダンス-40 バスケットボールのゲーム中におけるスカウティング情報のフィードバックに関する研究 : コーチングスタッフからのフィードバックに焦点化して(09 体育方法,一般研究発表)
- 847 過去9年間における本学々生の体力の推移について
- 09-27-西体-22 2006年バスケットボール世界選手権におけるスコア分析(報告2)(09.体育方法,一般研究発表抄録,ひろしま発 ひとを育む体育・スポーツ)
- サッカー競技のゲーム分析とその指導
- バスケットボールゲームにおけるキープ力とシュート力の詳細分析
- ゴールデンエイジにおけるバスケットボール指導法に関する調査研究
- バスケットボールゲームにおけるリバウンド獲得予想数
- バスケットボールゲームにおけるアシストプレイの適正評価
- バスケットボールゲームにおける高さとうまさによる分析的研究 : アテネオリンピックにおけるアメリカ男子チームの戦力分析
- バスケットボールにおけるショットクロックルールの改正がゲームに及ぼす影響
- バスケットボ-ルゲ-ムにおけるスクリ-ンプレイに関する分析的研究
- バスケットボ-ルのチ-ムづくりに関する基礎的研究--因子的分析法を用いて
- 041210 バスケットボールのフェイント動作に及ぼす呼吸運動の影響(4.運動生理学,一般研究B)
- バスケットボールゲームにおける連続得点が勝敗に及ぼす影響
- 平成22年度女子学生選抜バスケットボールチーム台湾交流試合報告
- バスケットボールゲームにおける出場人数の数量化
- バスケットボールゲームにおけるシュートのブレに関する分析的研究
- バスケットボールゲームにおけるスリーポイントライン距離の変更に伴うシュート力の分析
- 平成23年度女子学生選抜バスケットボールチームトルコ遠征報告書