短期留学生の日本語能力に関する自己上達感 : 台湾人留学生の場合
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概要
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要旨 本研究では台湾人短期留学生8名を対象にアンケート調査と半構造化面接を行い、第二言語としての日本語の使用に対する不安と自信の関連、言語的な上達感がどうやって生まれどうやって変化するのかなどについて調べた。その結果、殆どの学習者は日本に来たばかりの時、日本語の使用に対する不安を持っている傾向があった。しかし必ずしも不安があることで自信が失われる訳ではないことが学習者の語りから明らかになった。また、日本語が上達しているという感覚を持つことが学習の上で重要だということが伺える。たとえ日本にいても母語で済むことが多いと日本語の使用に対する自信がなくなるなど、第二言語を使う教室外環境の重要さも明らかになった。さらに日本語が上達したと実感している一方で、他人を意識し過ぎるなどの要素があれば短期留学を経験しても日本語に自信がないという学習者がいることも分かった。
- 2009-02-15
著者
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