MEMS分野における異分野技術融合度合いの差異による,日本及び欧州における研究開発の特性比較分析研究(セッション1(EIP))
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概要
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本論文は,先端技術分野における研究開発に係る投資リスクを軽減させる一つの手法として,研究開発の踏査段階から開発段階への移行時期を,発明中の異分野技術の融合度合いの変化により明示する方法について実施した研究結果を報告するものである.研究の実施にでは,特許出願データ(公開公報)を研究開発成果として捉え,データに付与される国際技術分類コード(以降,IPCコード)を用い分析を行っている.今回の研究の対象とした先端技術分野は,MEMS (Micro Electro Mechanical Systems)と呼ばれる技術である.今回の結論として,MEMS分野における研究開発の黎明期(探査段階)と,製品リリースまでを視野に入れた収束期(開発段階後期)とを比較すれば,後者に関する特許群よりも前者の方に,相対的に広い技術分野を含んでいることが明らかになっている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-11-22
著者
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細矢 淳
早稲田大学理工学術院国際情報通信研究センター
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坂田 淳一
早稲田大学理工学術院国際情報通信研究センター
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鈴木 勝博
早稲田大学理工学術院国際情報通信研究センター
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細矢 淳
早大国際情報通信研究センター
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坂田 淳一
早大国際情報通信研究センター
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鈴木 勝博
早大国際情報通信研究センター
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