能登半島産安山岩の物理的性質と古地磁気学
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Thermal conductivity, elastic wave velocities, and density of andesites are measured at the room temperature and pressure condition. Samples are colected from the Miocene andesitic rocks at the Noto Peninsula and many of them are identified petrographically as augite-hypersthene andesite. Thermal conductivity is measured by devidedbar or steady state method. Error of our apparatus for individual measurement is assured less than 5%. Average of 26 samples is 4.13±0.76 (s.d.)×10^<-3> cal/cm. sec. deg.. Elastic wave velocites are determined by ultra-sonic-pulse method. 1 Mc TiBaO_3 exciter and reciever are used. Error is estimated less than 3% for langitudinal wave and 5% for transvers wave. Average velocities are 5.47±0.34(s.d.) km/sec and 3.30±0.18(s.d.) km/sec for longitudinal and transverese wave, respectively. Average density and porosity are 2.62±0.06(s.d.) gr/cm^3. and 2.03±1.20(s.d.)%, respectively. Relation between thermal conductivity and elastic wave velocity is discussed based upon solid-state physics. As a result, phonon conductivity of present samples has an approximately linear relation with velocity as K_<pn>=1.13×10^<-8>×W, where W=3^<1/3>(1/V_p^3+2/V_s^3)^<-1/3>. Palaeomagnetism at the Noto Peninsula is also studied for the same samples as measured physical properties. Natural remanent magnetization is measured by astatic magnetometer and stability is tested by AC-demagnetization method. Conclusions are as follows ; Anamizu formation (about 2.5×10^7 years ago) was formed under geomagnetic reversal field: Yanaida formation (about 2.0×10^7 years ago) and Kurosaki andesites (about 1.0×10^7 years ago) were formed under geomagnetic normal field.
- 地学団体研究会の論文
- 1969-11-25
著者
関連論文
- 能登半島西方海域の新第三紀-第四紀地質構造形成
- 南海トラフから四国東部陸域における地球物理学的特徴について
- 能登半島南部の重力異常と基盤構造 : 重力異常と活断層, 地震活動との関係
- 関東地方の重力異常と基盤構造 (総特集 南関東の直下地震--その切迫性と被害想定) -- (第3章 観測・地盤構造)
- 西南日本の重力異常勾配と地震活動との関連
- 南海トラフ東部と西部における応力場の特徴及びそのテクトニクス
- 地震データから見た南海トラフにおけるフィリピン海プレートの沈み込み及び応力場
- 福井平野の重力異常と福井地震断層(追加検討)
- 東北脊梁山地合同地震観測地域周辺の重力異常
- 地震予知のための自然電位集中連続観測
- 瀬戸内海西部の重力異常と負異常帯の地下構造
- PV35 高松クレーターにおける地表面物質の研究
- 日本列島の重力異常陰影図 - (II) フォッサマグナ周辺の重力異常陰影図と地質構造 -
- 日本列島の重力異常陰影図 - (I) 重力異常陰影図の作成 -
- 重力ポテンシャルからの地底推定
- 自然電位集中観測(ギリシャ方式)による地震予知法の研究(第3部 地殻活動に伴う電磁波放射の研究)
- 飛騨山脈山脈下の地震波減衰と地下構造
- 水平方向の密度変化を考慮した重力インバ-ス法による3次元地下構造解析--北陸地方への適用
- 金沢を基点とした北上山地周辺の1等重力点結合--重力計定数の改訂効果
- 反射法地震探査による三陸沖プレート境界型地震発生域の上限に関する検討
- 地殻内の弾性波速度と密度の関係
- 地震発生帯高分解能イメージング -1999年南海トラフ深部構造探査(反射法地震探査)-
- 制御震源を用いた日本海溝・福島沖前弧域の地震波速度構造(2)
- 福島沖における反射法地震探査データから見たプレート境界の構造的特徴について
- 日本海溝域における構造形態と地震発生域に関する検討(その1)
- フロンティアデータベースシステムの構築とその利用
- 反射法地震探査データから見た三陸沖日本海溝周辺の沈み込み形態について
- エアガン-海底地震計データによる日本海溝・福島沖前弧域の地震波速度構造
- 反射法地震探査から見られる西部南海トラフにおける海山の沈み込み
- 反射法地震探査による三陸沖日本海溝周辺の地殻構造イメージング
- Gravitational Effects in FEM Modeling of Subduction Zone Earthquakes
- 跡津川断層周辺のブ-ゲ異常と地殻構造
- 能登半島南部邑知低地帯周辺の重力構造
- 日本列島の重力異常--日本での重力測定100年
- 日本列島周辺の詳細な重力異常図(I) : 日本火山学会1987年度春季大会 : 1986年伊豆大島噴火のモデル
- P02 日本列島周辺の詳細な重力異常図 (I)
- 24. 立山カルデラ周辺の重力異常(日本火山学会 1985 年度秋季大会講演要旨)
- 重力異常から推定される日本列島周辺の三次元地殻構造
- 多田堯と関東平野の重力異常 (総特集 日本列島の地殻変動と地震・火山・テクトニクス(下)多田堯先生を偲ぶ)
- 男鹿-気仙沼爆破側線における地殻構造モデルとダイナミクス
- 中部日本北部の重力異常-2-地形,地震活動,活断層,構造線との比較
- 中部日本北部の重力異常-1-
- 中部地方北西部の重力異常と地下構造
- 海洋プレ-ト厚の減少--ハワイ・エンペラ-海山列の進化
- 福井平野における重力異常と福井地震災害との関係
- 地震活動の時間的・空間的変化の観察プログラム(EQMAP)
- 固体地球物理学に関係するデ-タ・ファイルとプログラムについて-1-
- 固体地球物理学に関係するデ-タ・ファイルとプログラムについて-2-
- 堆積作用がある場合のプレ-ト生長--日本海への適用
- Geophysical Study on Daito Islands (Part 2) : Geomagnetic and Gravimetric Survey of Kita-Daito Island and Aeromagnetic and Gravimetric Survey of Minami-Daito Island
- 日本列島地殻活動予測シミュレ-ション研究の意義 (総特集 地殻活動シミュレ-ション)
- 日本列島の熱流量・重力調査について (日本温泉科学会第47回大会号)
- 足尾山地,沢入花崗岩体の形態 : 深成岩
- 海洋プレ-トの構造
- 火砕流堆積物の溶結過程に関する数値実験
- 11. 溶結凝灰岩の生成機構に関する数値実験(日本火山学会 1970 年春季大会講演要旨)
- 福井県三国町崎産溶結凝灰岩の物性測定
- ドーム構造に伴う裂罅系について:能登半島基部の中新統中に発達する小断層群の場合
- 能登半島産安山岩の物理的性質と古地磁気学
- 本州中部地域のアイソスタシ-
- 岩手県西岳東麓地域の地熱開発 (その1) : 地下地質
- 海洋底拡大説について
- 13. 能登半島鵜飼地域における重力測定 : 予想される中新世のカルデラ構造(日本火山学会 1973 年度春季大会講演要旨)
- P-141 日本列島の新重力異常図と地質・地震・火山・活断層などとの比較(招待,21. テクトニクス,ポスターセッション,一般発表)
- O-230 日本列島の基盤構造を示す新しい重力異常図の作成原理とその特徴(招待,21. テクトニクス,口頭発表,一般発表)
- メッシュ状平均標高デ-タを用いた地形補正計算
- 中部日本北部の重力異常(日本火山学会 1982 年春季大会講演要旨)
- 地球科学に関係するデータ・ファイルとプログラム : 日本火山学会1978年春季大会
- 57. 日本列島下のプレート構造と火山分布(日本火山学会 1975 年度秋季大会講演要旨)
- ホットスポット説 (深海底下に記録された地球の歴史(特集))