Ad Hoc無線ネットワークにおけるフラッディングパフォーマンス評価(コンピュータシステム技術,先端的コンピュータシステム技術及び一般)
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概要
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On-demand型のAd Hoc無線ネットワーク(MANET)ルーティングプロトコルにおいては,ルートパスを確立するためフラッディングが利用される.したがって、フラッディングプロトコルの効率はend-to-end通信のパフォーマンスに影響する.本研究の目的は,AODVやDSRのようなOn-demand型プロトコルのフラッディングパフォーマンスの特徴を,ns-2を利用したシミュレーションにより抽出することにある.今回のシミュレーションではノード密度とホップ数に注目してパフォーマンスを評価した.シミュレーションにより次のような結果を得ることができた.まず,ノードの移動による非効率な送信RREQの特性および大きさを把握することができ、ノード数が疎な場合において,高速に移動しながらもリンクの再確立の影響が少ないと思われる速度が15m/s程度であることがわかった.また,ノード速度が20m/s以上となる場合には経路の再確立が頻繁に発生し,RREPパケット数も増加する傾向にあることがわかった.結果として,ノード密度とホップ数に注目した測定により,プロトコルのネットワークパラメタに対する特性を抽出することができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-10-24
著者
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