病院勤務看護師が体験するジレンマの状態と今後の方向性
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概要
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2006年8月、筆者はより良い看護実践をめざした倫理的問題解決のためのA県看護協会主催の研修会(1日)の講師をした。本研究の目的は、その研修会に参加し研究への協力に同意を得た25名(女性)の病院勤務看護師を対象に質問紙調査を行い、看護師の体験するジレンマの状態について検討することである。その結果、全看護師がジレンマを体験していた。その場面の多くはチーム医療における医師との協働的医療場面であった。看護師は看護業務を遂行していくなかで、看護の役割上ジレンマを感じないということはありえないができうる限り課題解決に向けた方策がとられることが望ましいと考える。それには、看護師はチーム医療の中で倫理的感性を磨き、その問題解決能力をより身につけていく姿勢が重要といえる。また、課題によっては組織的な取り組みも必要であることなどが示唆された。
著者
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