赤外部波長への挑戦 : 1890年代前半におけるルーベンスの熱輻射研究をめぐって
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概要
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Heinrich Rubens (1865-1922)は、1900年に残留線を利用した熱輻射線測定を実施して、Planck法則提出・エネルギー量子誕生への道を切り開いた。彼がどのような経緯を経て、1900年の実験にたどり着いたのか。ここでは、1890年代前半のRubensの研究に注目して1900年に至る経緯の一部を確認する。また、Rubensの測定器機の扱いに注目し、1890年代前半の熱輻射研究におけるRubensの特徴と役割を明らかにする。
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