A Proposal to Establish a New Goal in Technical College English Education : Effectiveness of "ESP" Model
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概要
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現代の大学卒業生にとって必要なことの1つは、職場における「使う英語」の場面で、いかに有効に対処できるようになるか、ということである。このような観点からすれば、大学での一般英語教育の目標は、学生が大学入学までに培ってきた「受験英語」つまり、「解く英語」の力を、実際の生活や仕事の場で「使う英語」に転化することである。理工系の学生にとっての"ESP"は、「工学英語」であり、これは、理工系大学生の英語学習に対する新たな「動機づけ」に際して、多大なる効果を発揮する。中学・高校までの"EGP"から一歩進んで、大学の段階では、新たに具体的な英語学習の目標を設定し、その目標の達成を目指すべきである。英語教育における3つの言語材料すなわち、文法、発音、語彙のうち、語彙指導は、従来、あまり重視されず、体系的な語彙指導は為されてこなかったきらいがある。つまり、単語の合理的、科学的な覚え方や、語彙の整理の仕方についての指導という観点が、これまで看過されてきたのである。単語の学習は、機械的な丸暗記がすべてなのではなく、単語の科学的な学習を体系的に指導することは、教師にとって、学習者の語彙力増強のための重要な活動なのである。本稿では、具体的な語彙指導として、「工業英検」の4級および3級の語彙テストに出てくる基本的な「テクニカル・ターム」を手がかりにしながら、それらをマスターさせることを通じて、学生を「工学英語」へと導き、いかに全般的な英語力の向上を目指すかを論じている。
著者
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