中津市における魚介類の調理状況 : 漁村主婦と短大生との相違
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概要
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中津市で摂取されている魚介類とそれを用いた料理を把握する目的で、中津市在住の漁村主婦10人および短大生16人を対象として、質問紙による聞き取り調査を実施した。(1)日常利用している魚介類は、短大生が45種類、漁村主婦が59種類であった。利用する魚類の種類および料理数に顕著な差がみられた。(2)いか、えび、さばおよびあじは、漁村主婦と短大生ともに出現頻度が高かった。いわし、きす、たいおよびかれいは漁村主婦で、さけは短大生で多く利用されていた。(3)主になる調理方法において、漁村主婦はなま物調理、煮物調理、焼き物調理および揚げ物調理をよく用い、短大生は焼き物調理、なま物調理、揚げ物調理および煮物調理が多く用いられていた。頻度は低いが、汁物、苑で物、炒め物および蒸し物調理において、差が認められた。(4)漁村主婦は、魚介類を用いた料理の約90%を手作りするのに対し、短大生は手作りが60%、購入が約29%であった。(5)地域独特の魚介類の料理法として、したびらめの一夜干しやきぬ貝の干し物があり、その食べ方は軽く焼いて、おかずや酒肴として食べられていた。
著者
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