要支援高齢者の生活機能の検討 : KOMIチャートを用いて
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概要
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本研究は、要支援高齢者の生活機能を生命過程、生活過程を通して明らかにし、生活過程については認識面と行動面より分析することを目的とした。15名の要支援高齢者を対象に、KOMIチャートを用いてアセスメントした結果、食事摂取、排泄、入浴、着脱、近隣の外出、コミュニケーション機能などが自立していることがわかった。しかし、社会とのつながりやその人らしい生活の実現に影響する分野の低下がみられていた。また、認識面が維持されている場合であっても、実際の行動面の生活小管理や金銭管理は支援されている者が多く、要支援高齢者の生活機能の特徴ではないかと考えられた。今後の介護予防や自立支援に向けて、要支援高齢者の生活機能を多面的に理解した上で、社会とのつながりやその人らしい生活の実現に影響する分野を維持していくことが重要であると考えられた。
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