保健センターにおける「性・STD予防教育」の在り方
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概要
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年々若年化、日常化する現代学生の性行動に対して、本学では性に関する正しい知識習得のための指導を、授業形態と保健センターで2つの側面から取り組んできた。今回は125名の学生にアンケートを施行し保健センターでの「性・STD予防教育」効果を授業での性教育と比較することで、保健センターが性教育を行う意義を検証した。学生の95%が性教育に関して授業と保健センターの両方が必要であると答えている。そして、その理由分析から学生はそれぞれの役割のメリット・デメリットを認識しており、双方からの教育的アプローチが必要であることが確認できた。また、保健センターでの性教育後48%の学生に性行動の変容が見られたことから、「健康相談」をベースに小グループでの討論を取り入れながら、個々の学生の実態に基づいて具体的、実践的な指導を行える保健センターの役割は有効かつ重要であると考えられた。
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