九州・沖縄の肢体不自由特別支援学校における医療的ケアの現状と課題
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概要
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本研究では、九州・沖縄の肢体不自由児対象の特別支援学校にて医療的ケアを必要とする児童生徒の状況を把握し、肢体不自由児対象の特別支援学校に勤務する教諭及び養護教諭が、どのような問題意識を持ち、要望を持っているのかを調査し、実情の問題点を明らかにすることを目的とした。その結果、回答のあった九州・沖縄の肢体不自由児対象の特別支援学校では、看護師免許を有する養護教諭の配置が進められているが、教諭、養護教諭ともに医療的ケアは実施しておらず、県による対応の取り組みにも大きな差があることがわかった。このことより今後教諭への研修の充実、保護者と学校の共通理解の推進など、地方においては医療的ケアのため基盤づくりが必要であることが実感された。
著者
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石黒 栄亀
九州女子短期大学養護教育科
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筒井 康子
九州女子短期大学養護教育科
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大田 恵子
九州女子短期大学養護教育科
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平野 里枝
鹿児島県垂水市立垂水小学校
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大田 恵子
九州女子短期大学
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石黒 栄亀
九州女子短期大学 養護教育科
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