第二章 生命の基盤 : DNA(高専用教材『生物』カレッジテキスト)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
第一章では,現在よく話題になり,これからの発展が期待されているバイオテクノロジー(生物工学)の現状を概観した。それは,生物の持っている様々な機能を活用して,人間の役に立つようにする技術である。かなり古い時代から人間は動物や植物を掛け合せたり,好みに合ったものを積極的に選んだりして品種を改良してきた。その場合は自然の営みに人が手を貸した程度のことであったが,現在では生命体の奥深くに介入して希望する生物を作ったり,生物に特定の物質を多量に作らせたりすることができるようになった。それは生命の基盤となる分子や生命の仕組みの基本が解明され,その立場から複雑な生命現象の探究が可能になったからである。第一章ではいくつかの実例を挙げたが,ここでは,生命の基盤とは何か,その基盤となる分子はどんなもので,如何にしてその役割を果しているかを述べる。
- 放送大学の論文
著者
関連論文
- 第二章 生命の基盤 : DNA(高専用教材『生物』カレッジテキスト)
- 第三章 DNAからタンパク質へ(高専用教材『生物』カレッジテキスト)
- 第四章 組換えDNA分子の作製(高専用教材『生物』カレッジテキスト)
- 第五章 組換え体の作製(高専用教材『生物』カレッジテキスト)
- 遺伝子とのつきあい