短期大学における2年課程(通信制)の教育の意義と課題
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概要
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平成16年3月に看護学校養成所指定規則が改正し、2年課程(通信制)の教育課程が提示され、翌17年に本学看護学科に通信制課程が開設された。平成19年には全国で20校となったが、本学はその中で唯一短期大学としての教育機関である。そこで、第1期生の卒業時の質問紙調査の結果を踏まえ、あらためて短期大学における2年課程(通信制)の教育の意義と課題について明らかにした。調査結果から、第1期生が2年間の通信教育で、看護学を新しく学び、看護の専門性の理解とともに看護観を大きく変化させ、自信や誇りを持って看護実践に臨んでいることが明らかになった。また、卒業後の進路に活路を見いだし、学びの継続を考えている。この制度の目的である「質の高い看護を提供できる看護実践者として、施設や地域で活躍できる人材の育成」や、短期大学として社会人を対象とする教育の使命としてのリカレント教育や生涯教育としての役割を果たすことに本学の意義があると考える。
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