「第3種の過誤」に陥らない住民参加のまちづくりの可能性(<特集>地域のOR)
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概要
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住民参加のまちづくりを推進する自治体では,PDSのマネジメントサイクルの各段階に住民をいかに参画させていくかが課題となっている.計画と評価の段階への住民参加の方法として,重要度と満足度を順序尺度で評価する住民意識調査が活用されることが多いが,この方法では重要度を過大評価して地域が抱える課題や施策の優先順位設定を誤まるという過ち,換言すれば「間違った問題を正しく解く」という「第3種の過誤」を犯す危険が高くなる.地域のマネジメントにおいていかに「第3種の過誤」を回避するかについて,AHPやコンジョイント分析などの手法とGISの適用可能性も考えながら検証する.
- 2009-01-01
著者
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