字数制限文を繰り返し書くことが書き手の文章産出活動や産出文章に及ぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,文章産出の練習を繰り返すことにより,書き手の文章産出活動や産出文章にどのような変化が見られるのかを検討することであった.大学1年生40名(男性22名,女性18名,平均年齢19.0歳)に教育心理学の講義での学習事項を高校1年生に紹介する文章の産出を求め(600字程度),初期と後期とを比べての違いを検討した.その結果,以下の事項が示された:(1)初期に比べ,文章が書きやすくなったと答えた学生が多かった,(2)初期に比べ,後期の方が文章完成までの時間が短くなった,(3)産出文章の総合得点には変化が見られなかったが,情報選択及び情報同士のつながりの検討の点でスキルの上昇が見られた.
- 日本教育工学会の論文
- 2008-12-20
著者
関連論文
- PG053 くりかえし書くことが書き手の情意的側面に及ぼす影響(2) : 書き手の文章産出スキルの違いを踏まえた検討
- 字数制限文を繰り返し書くことが書き手の文章産出活動や産出文章に及ぼす影響
- PH2-12 くりかえし書くことが書き手の文章産出プロセスにおける活動に及ぼす影響(2) : 元々の文章産出スキルの違いを踏まえた検討(教授・学習)
- PC059 繰り返し書くことで書き手にどのような変化が見られるか?(1) : メタ認知に着目しての検討
- P3-18 論作文産出方略の重視度合いが書き手の産出文章の評価に及ぼす影響(1)(教授・学習,ポスター発表)
- 対話から育む論理的表現力(自主シンポジウム18)
- PD075 「くりかえし書く」ことの効果に関する検討(5) : 元々の文章産出スキルの違いが内容および修辞的側面のスキルの上昇に及ぼす影響(ポスター発表D,研究発表)