一般教養としての生成文法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
必ずしも言語に関係する分野を専門に勉強するわけではない大学の1、2 年生に生成文法を教える場合に気をつけることをまとめた。科学が共通にもつ特質である、論理的な物の考え方、経験的根拠に基づいた論証の重要性を具体的に解説する必要がある。また、言語は、規則性、再現性、普遍性などの自然界に共通に見られる性質をもつことを強調し、人間の言語としての共通性を認識してもらうようにする。最後に、「生成文法」という考え方が、言語のもつこれらの性質の研究法の一つとして、今のところ成功をおさめていることを示す必要がある。
- 2009-03-21
著者
関連論文
- 再帰化再考
- 一般教養としての生成文法
- 日本語はどんな言語か? : 類型論的観点からの日本語
- 後藤博一先生の蒔かれた種 (後藤博一先生退任記念号)
- 否定辞と共起する表現の意味論
- 日本語の分裂文と談話表示意味論
- 反実仮想と日本語のアスペクト (特集 アスペクト研究の新展開)
- 日本語のNPIの韻律と意味
- Measurement and Quantification Revisited
- 言語普遍性と個別性 (特集 言語類型論の新たなる地平--普遍的な分類基準の発見)
- 日本語のアスペクトと反実仮想
- 日本語のかき混ぜ
- 原田信一著福井直樹編, シンタクスと意味 : 原田信一言語学論文選集, 2000年11月10日発行, 大修館書店刊, A5判, 844ページ, 本体価格10,000円
- 主辞駆動句構造文法(HPSG)の概要
- 量化研究の概要
- 日本語文法--多様な観点から (特集 日本語文法研究の諸相--これからの日本語文法研究のために)
- 「言語理解-SHRDLUの先にあるもの-」へのコメントと回答
- 「[自然言語]処理」と「自然[言語処理]」
- 日本語の名詞句に関するメモ
- 特集号を出すにあたって
- 制約に基づく意味論 (特集 意味のありか--越境する現代意味論)
- 自然言語の意味論 : 概説(ソフトウェア科学・工学の数理的方法)
- 岩波情報科学辞典, 長尾真他編, 岩波書店, 1990
- 言語と計算
- 言語を処理する脳 : 言語学からみた脳(基研短期研究会「動的脳観」,研究会報告)
- 統語論と意味論 (特集 新しいの発見--ことばのフロンティア)
- 日本語の「が」と「は」に関する覚え書き
- 語彙分解によるアスペクトの分析