救命救急医療と初期対応について
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概要
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臨床医学が対応する疾病とか病的状態は急性と慢性に大別されています。大多数例が発症後の3〜5日の急性期を過ぎますと慢性に移行します。急性期の初期治療で完全に治癒してその病気から生涯解放される場合と後遣症を残しながら治るものや不幸にして死の転帰をとることもあります。一方、人がこの世に生を受け、産声を上げて世を去る一生があるように、病気にも一生があります。例えば、胃癌は胃粘膜の1ヶの細胞が癌化し、それが腫瘍となるまで発育して初めて臨床症状が出現します。症状は食欲不振に始まり持続的の終痛とか、吐血、あるいは下血などがみられ、個々によって様ざまです。そのとき初めて消化管のバリウム透視・撮影や内視鏡検査で診断され、根治手術療法が行われます。その後に後療法を施すとか、再発や転移などが起こりまして、多くの場合は病気と共にその人間も生涯を終えることになります。突発的に発症した急性疾患を対象とした救急医療の初期治療とその初期対応について限られた紙面の中で救命救急の要旨と心肺蘇生について解説します。
- 駒澤大学の論文
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