Stylistic and Linguistic Analysis of a Literary Text Using Systemic Functional Grammar
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿はM.A.K.Hallidayの機能主義文法における過程構成(transitivity)のモデルを小説分析に応用したものである。過程構成は言語のメタ機能のひとつである観念構成的機能(the ideational function)を実現するための言語手段であり、物質過程、関係過程、心理過程、発言過程、行動過程、存在過程と各過程における参与要素から成る。これらをロマンス小説の登場人物描写に応用し、各人物の特質、行動様式、人物間のカ構造、さらにそれらを通して筆者の描こうとする世界観を意味文法および語彙分析の立場から明らかにしようと試みた。このような分析法は、小説や文学テクストを始めとして、それ以外のテクスト(新聞・広告分析など)にも応用可能であることを提示し、これまで別々の分野とされてきた意味文法と小説分析との接点を求めるものである。
- 神奈川大学の論文
著者
関連論文
- 国家統合のための言語の役割
- 観念構成的比喩について(言語の個別性と普遍性)
- Media Discourse of War : World War II and the "War on Terrorism"
- Stylistic and Linguistic Analysis of a Literary Text Using Systemic Functional Grammar