中学校美術科鑑賞学習の効果測定 : 岡山県立美術館国吉康雄教材開発研究会『美術鑑賞ガイド』による対話型鑑賞をめぐって
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概要
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2006年,岡山県立美術館国吉康雄教材開発研究会は中学生の鑑賞指導のための補助資料として,四つの指導案からなる美術鑑賞ガイドを発刊した。それはいずれも"対話型鑑賞"を出発点とし,子どもが美術作品を読みとる力を高めることを目指したものである。本論ではこの指導案による学習効果を,実証的な見地から検証することを試みる。岡山県下の公立中学校での実験調査の結果,鑑賞授業の前後で子どもの"読みとる意欲や観察力"が有意に向上することが確認された。これは今回の鑑賞指導の効果を示すものである。
- 美術科教育学会の論文
- 2008-03-27
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