美術鑑賞文における熟達化の分析
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概要
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本研究の目的は,美術鑑賞文における熟達化を分析する指標を具体化し,鑑賞文の熟達化を促す要因を明らかにすることである。まず,鑑賞文における熟達化を(1)鑑賞行為のレベル,(2)鑑賞スキルの多様性,(3)文脈の深まりの3つの指標から規定した。それらを数量化し,鑑賞文支援ソフトの使用による効果をデータ分析した結果,3つの指標によって熟達化が示唆された。また,美術鑑賞文の作成過程を記録した履歴データから4つのタイプを規定したが,それらと熟達化の明確な関連は認められなかった。しかし,熟達化を促す要因の一つとして資質が事例分析から考察された。なお,鑑賞文の熟達化を促す要因の明確化については,知識探究の方策などの視点からの解明が今後の課題となった。
- 美術科教育学会の論文
- 2008-03-27
著者
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