ICT(デジタルコンテンツ)の活用が児童の学習効果や教師の指導力に及ぼす効果の一考察 : 神戸市立小学校における教科授業を事例として
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概要
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本研究の目的は、公立小学校の教科科目の授業の中で、教師自らが作成、または既存のものをそのままか、一部を加工したデジタルコンテンツを用いることが、児童の「分かる授業」にどのように貢献するか、ひいては社会問題化している「理数離れ」「全体的な学力低下傾向」に対する解決策となりうるかについて、実際の授業に参与して実証的に検証することにある。本研究は2002年度からスタートし、5年目を迎える現在も継続して検討を重ねている。現在まで継続的に調査している児童への意識調査の結果、ICTを活用した授業への「期待度」に対する評定値は高く、授業後の「興味関心度」「知識理解度」「教科書等との比較」においても高値であった。一方「思考判断力」「技能表現力」については、教師の「指導方法や指導力」とも併せ今後の検討課題となった。今年度は、第4期目として小学校の教科算数の「分かる授業」に着手するにあたり、「教師の指導(力)」に関する意識調査も併せて実施した。本稿では、これまでの研究経過と考察をまとめることとする。
著者
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植松 貞夫
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科
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植松 貞夫
(筑波大学大学院
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平井 尊士
兵庫大学健康科学部
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須藤 葵
兵庫大学健康科学部
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吉田 和正
神戸市教育委員会
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植松 貞夫
国立大学図書館協
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平井 尊士
兵庫大学
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植松 貞夫
筑波大学附属図書館
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植松貞 夫
筑波大学大学院
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