過去2年間にみる医学英語に対する助産師学生のニーズ
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概要
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助産学の科目として,医学英語を7回の講義で組み入れている.この講座はそもそも「助産学英語表現法」として,外部講師による講義で会話や読解が中心であったが,講師が変更してからは学生それぞれの学力差なども考え,目標や講義の水準を変更した.学生にとっては専門科目の名称でありながら,助産学での英語は一般教養と同様,気の張らない科目としての位置づけがあると思われる. 7回の講義で得られることは読解力などよりも,実習にてカルテが解読できることが最低限の目標である.今回の学生の半数は「英語が受験科目にはない助産師学校」を受験している.その一方で4分の3以上が英語検定など何らかの受験暦もあった.英語にまったく関心がない訳ではない一方で,半数はできれば専門課程では英語を勉強したくないという傾向も示唆された.過密な助産学のカリキュラムの中に7回も英語の講義を組み入れるからには,学生のニーズを把握し,それに見合った内容の講義を組む必要がある.今回は昨年度,今年度の学生に同様の事前アンケート調査をおこない,それをもとに今後の講義の内容を検討するための資料にしたいと考え, 2年間の学生のニーズをまとめてみた.
- 桐生短期大学の論文
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