経営教育のポジショニング(海外派遣)

概要

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「経営」に唯一絶対のやり方がないのと同じく、「経営教育」にも唯一絶対の内容や方法などない。近年、経営教育について魅力的な実例や体験が著作や経営誌で次々に紹介・報告されているが、それらは個別企業にとってのベストプラクティス(Good Practice)であるかもしれないが、すべての企業に通用するプラクティスではない。経営教育は、学習するという視点に立てば、階層別・職種別・部門別・目的別などの体系的教育プログラムばかりでなく、「経験から学ぶ」、「競合企業から学ぶ」、「顧客から学ぶ」、「職場から学ぶ」、「上司から学ぶ」、「同僚から学ぶ」、「部下から学ぶ」などを含め、多様な機会と場で行われるものと考えられる。本報告では、こうした多様な経営教育を、組織学習という視点から捉え直したモデルを提示することによって整理し、それを手がかりに企業や大学教育における経営教育のポジショニング、さらにはポジショニング・シフト、ポジショニング・ミックスについて考察したい。
日本経営教育学会の論文
2008-10-31