新たな経済的森林利用とその担い手 : 屋久島におけるエコツアー・ガイド活動を事例に
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
今日まで森林所得の主要なものは木材生産からであった。公益的機能から住民が所得を得ることはあまり考えられなかった。しかし,近年森林のレクリエーション機能を利用した経済活動がみられるようになった。屋久島では,森林地帯を利用して森林ガイド活動をしており,インストラクター,ガイドの人数は増加してきた。これらは大きくエコツアー等の自然解説インストラクターと登山ガイドに分かれており,この違いによって森林管理上の実行主体としての役割は,日常的な利用施設の現状把握と入林者への教育的指導とに区分できる。森林に対して国民から多様なニーズが期待されているように,森林に日常的に関わり,自然解説等の役割を担う森林ガイドであるから管理計画等の政策決定に参画する主体として重視することが必要である。
- 林業経済学会の論文
- 2001-03-15
著者
関連論文
- 成果報告 鹿児島大学における林業生産技術者養成 (鹿児島大学農学部 公開シンポジウム(緑と水の森林基金公募事業) 林業技術者養成に大学の果たす役割)
- 世界自然遺産登録が地域資源管理体系に及ぼす影響--里地・海岸地域の分析、及び屋久島全体からの展望
- 世界自然遺産登録が地域資源管理体系に及ぼす影響--屋久島の山岳地域を事例として
- 屋久島における登山者の動向
- 屋久島における森林利用(I) : 屋久スギの管理と利用の変遷
- 森林・林業再生プランと森林所有 (特集 森林・林業再生プラン)
- 2004年度西日本林業経済研究会報告 屋久島の森林と林業生産
- 第二報告 多様な森林利用と管理--屋久島における事例より (2005年林業経済学会大会春季大会シンポジウム 地域資源の総合的管理をめざして)
- 多様な森林利用と管理 : 屋久島における事例より(テーマ:地域資源の総合的管理をめざして,2005年春季大会論文)
- 屋久島国有林野事業と地域資源管理 (特集 世界自然遺産--保護と森林利用の新たな関係を求めて) -- (第1部 世界自然遺産と森林)
- 1. 森林認証に関する世界の状況と日本における展望
- 新たな経済的森林利用とその担い手 : 屋久島におけるエコツアー・ガイド活動を事例に
- 9-28 林内放牧牛の放牧初期における行動、養分摂取量ならびにエネルギー収支に及ぼす放牧経験の影響
- 3. 鹿児島大学高隈演習林産材の流通に関する研究
- 登山利用者の自動観測システムに関する研究
- 森林内の入り込み者数 : 登山者数(シリーズ森をはかる その9)
- 宮崎県椎葉村におけるクヌギ林内放牧地の温度, 日射環境および植生の特徴
- 森林組合による地域の森林管理に関する研究(自由論題論文,1995年秋季大会)
- コメント1 山村問題とは何か(II 1993年秋季大会 コメント)
- 〔林業経済学会〕1993年秋季大会コメント
- 都市住民の森林レクリエ-ション利用とその問題点 (森林保全と地域社会-1-)
- 後発人工林地帯の森林組合経営の展開 : 兵庫県の森林組合を事例として(1987年度秋季大会自由論題論文)
- 後発人工林地帯の森林組合経営の展開 : 兵庫県の森林組合を事例として(自由論題報告要旨,1987年度秋季大会報告)
- 産地形成と販売戦略--「変貌する製材産地と製材業」(半田良一編)を読んで
- 書評 木平勇吉編著 みどりの市民参加--森と社会の未来をひらく
- 大学演習林の森林教育活動 : 公開講座参加者アンケート調査結果
- 木平勇吉編著, みどりの市民参加-森と社会の未来をひらく-, 日本林業調査会, 2010年1月, 197頁, 2,500円
- 森林・林業再生プランにおける人材育成と日本型フォレスターの意味(テーマ:新政策の狙いと限界,2013年春季大会)
- パネルディスカッション(林業技術者養成に大学の果たす役割,鹿児島大学農学部公開シンポジウム)
- 屋久島の森林と林業生産(2004年度西日本林業経済研究会報告)
- 鹿児島大学における林業生産技術者養成(成果報告,林業技術者養成に大学の果たす役割,鹿児島大学農学部公開シンポジウム)
- 森林・林業再生プランと森林所有(森林・林業再生プラン)
- 世界自然遺産登録が地域資源管理体系に及ぼす影響 : 里地・海岸地域の分析、及び屋久島全体からの展望
- 世界自然遺産登録が地域資源管理体系に及ぼす影響 : 屋久島の山岳地域を事例として
- 第2報告 多様な森林利用と管理 : 屋久島における事例より(地域資源の総合的管理をめざして,2005年林業経済学会大会春季大会シンポジウム)
- 森林・林業再生プランにおける人材育成と日本型フォレスターの意味