投動作をともなう運動あそびの発達的検討
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概要
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幼児期において、運動文化(運動あそび)の継承・発展に関する科学を教えるためには、発達のすじ道を押さえた教材を選択し、その内容、方法が吟味されなければならない。本研究は、その示唆を得るために、投動作をともなう運動あそびの実践を行い、子どもの言動から年齢ごとの発達的特徴を明らかにすることが目的である。対象児は、3歳児と4歳児である。投動作をともなう運動あそびに着目した理由は、走動作・跳動作と違って、意図的に学習しないとなかなか身につけることが困難であると言われているからである。分析方法は、各年齢、観察した2日間のビデオから、幼児の言動を記録に起こした。そして、各年齢について発達的特徴が見られたと判断した場面をいくつか抽出した。その結果、3歳児に比べ4歳児においては、友だちとのやりとりが多かったこと、投動作の変容が多かったことが観察された。
- 大阪健康福祉短期大学の論文