シラバスデータベースシステムの開発とその活用についての提案
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概要
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シラバスには授業の設計書としての役割,学生との契約書としての役割,授業における課題を明確にして学生の学習を促進するなどのさまざまな役割がある。本稿では授業の設計書としての役割に焦点をあてるとともに,シラバス情報の活用方法を提案するものである。シラバスを電子化することにより,その作成プロセスが効率化され,さらにシラバスの検索,情報の関連付けが容易になる。検索が容易になることにより学生に合理的な科目選択を促す,図書館の蔵書情報と関連させることにより効果的な学習を促すなどの試みがすでにされている。短期大学では,文字通り短期にその教育効果を出すことが求められる。その解決策のひとつとして授業の設計を綿密におこない,科目間の有機的な連携をはかる方法がある。ガニエの課題分析のフレームワークを用いてシラバスの情報を時系列的に分析することにより,コースワークを充実させることが可能である。
- 自由が丘産能短期大学の論文