音階を構成する音の重要性の脳活動における反映 : MEG計測

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概要

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ハ長調の自然長音階(C Major Scale)を構成する楽音のうちから一つずつを省いた音列を純音で作成して、順にSkip-D,Skip-E,…,Skip-Bとした。完全な自然長音階を高頻度刺激、Skip-Xを低頻度刺激としたOddball課題を用いて、誘発脳磁界を計測した。その結果、ほとんどの被験者では、特定の音を抜いた不完全音階に対して、音が抜けた時点の後で大きな反応が得られた。被験者によってそのパターンは異なり、たとえば、楽音Gを省いた時のみ反応する人や、楽音E,Gを省いた時に反応する人、あるいはすべての音の省略に対して反応する人がいたが、平均的には、音楽理論において重要な音とされる音の省略に対して大きな反応を得た。
2008-03-06

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