近赤外脳機能計測のリハビリテーション領域への応用における信号処理
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概要
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近赤外分光法(Near-infrared spectroscopy;NIRS)は無侵襲脳機能マッピング法であり,脳を透過した近赤外光の光量変化から,神経活動に依存して変化するヘモグロビン濃度変化量を計測する方法である。この計測法は簡便で非拘束性が高く,計測姿勢等の制限が小さいという利点から,リハビリテーションをはじめとした領域において様々な実験課題による計測が行われており,そのためNIRS データの統計方法も多様に報告されている。本稿では,計測データの統計処理以前に熟知している必要のある,フィルタや移動平均処理といった基本的なNIRS データの信号処理について概説した。
- 2008-01-31
著者
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武田 湖太郎
国際医療福祉大学 大学院医療福祉学研究科
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武田 湖太郎
慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻
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武田 湖太郎
国際医療福祉大学病院神経内科
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武田 湖太郎
国際電気通信基礎技術研究所脳情報通信総合研究所脳情報研究所:国立病院機構村山医療センター
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武田 湖太郎
国際医療福祉大学病院 神経内科
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