日本の教育工学研究の原点(教育工学研究の歴史と未来-40周年記念研究会-)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1967年11月1日,電子通信学会教育技術研究会が創設されてから40年になる.この間,当研究会は,日本の教育工学研究の発展,振興に大きな貢献をしてきた.とくに,初期の10年ほどの期間は,他に適当な研究成果の発表の場が少なく,1976年の教育工学に関する学術論文誌,『日本教育工学雑誌』の創刊にいたるまで,研究発表の場と報告書の刊行を研究者に提供してきた.その前後の教育工学研究の状況を解説する.研究会の度に発行される教育技術研究会の予稿集は,一方では,電子情報学会の論文誌,教育心理学,教育学などの学術論文誌,さらには,『視聴覚教育研究』,『放送教育研究』等の専門誌,他方では,市販の教育工学関係の雑誌の間にあって,それらのいずれにも発表の場が見つけにくい,開拓期のしっかりした研究開発内容を持つ研究発表論文の受け皿となっていた.ここから育った多くの研究者が,後の教育工学研究を支え,推進する中核として活躍することとなる.
- 2008-05-16
著者
関連論文
- 日本の教育工学研究の原点(教育工学研究の歴史と未来-40周年記念研究会-)
- 6G-3 情報モラル教育(1) : 情報モラルへの年少児の親の実態(情報危機管理教育・各分野の教育(2),一般セッション,コンピュータと人間社会)
- 幼児のインターネットとゲーム利用におけるペアレンタルコントロールに関する調査研究
- 絵本の読み聞かせ中の幼児の視線行動 : 絵本の内容理解とターゲット部分への注視に注目して(コミュニケーションの心理及び一般)
- 国際的言語スキル標準に基づくグローバルな英語コミュニケーション能力の形成(大会テーマ:グローバルな英語コミュニケーション能力とは-英語教育再考)
- 海外先進事例にみる教育の情報化推進体制
- 未来型の算数能力を育成するための学力診断法と教材の開発