法面構造に注目した作業基盤としての林道評価(<特集>「路網」)
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概要
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森林の管理生産基盤としての林道網の評価を法面構造の視点から行った。切土法高1mを直接進入可能,切土法高4mをスイングヤーダで集材可能として該当区間から道路から150mの矩形バッファをGIS上で発生させて解析を行った。対象地の林道近隣の人工林の分布はまとまって存在するというよりも分散している傾向にあり,直接進入可能な区域は林道から150m以内の区域の40.8%を占めるが,カバーされる人工林は150m以内の区域の内20.2%にとどまっていた。集材可能区域は150mバッファ内の79.1%に達しているが,カバーされる人工林は150mバッファ内の35.3%にとどまっていた。法面構造と沿線の人工林資源の分布状態から,既存の林道では横の機能は十分とはいえない路線の存在が明らかとなった。
- 2007-12-15
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