音楽表現の力と道徳的な力の関係について
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概要
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本論文は、学校において子どもの音楽表現の力を育てることと道徳教育に求められている内容が密接な関係をもっていることを考察し、音楽表現を活用した道徳の指導法を提案することを課題としている。子どもが学校で音楽表現をする場合、子どもは必然的に教師と自分以外の子どもと、表現すべき音楽の内容と関わらなくてはならない。しかも音楽のもつ性格により、その関わりは深まれば深まるほど「自己と向き合う」ものになっていく。本論ではこれらのことを事例に基づきながら考察し、最後に、音楽表現活動が、子どもがもつ自己を見つめる力を育て、同時に他者との関わりの中で互いを尊重する力を育てることができることを明らかにしている。
- 2008-07-26
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