ICTを活用した実践的大学教授法の明示化の試み : 『ティップス先生からの7つの提案』の事例
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概要
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多くの教員が大学の授業においてICTを日常的に利用する段階へ移行しつつあるが,どのようにICTを活用して授業の質を高めたらよいのかといった具体的かつ実践的な教授法について,多くの大学教員が容易に利用できる形でまとめられたものは未だ少ない.『ティップス先生からの7つの提案<IT活用授業編>』は,大学において電子メール,電子掲示板,ウェブサイトを活用した教授法を明示化し大学教員の問で広く共有するための冊子として開発された.その開発プロセスと冊子に対する反響から次のことが示唆された.まず,同冊子では,ICTを活用した授業の実践手法が,学生の授業に対する主体的な参加を促す7つの指針に分類・整理された.さらに,同冊子は,大学教員に現場で活用されており,ファカルティ・ディベロップメントのための教材やICTを活用する授業の普及に資する冊子になる可能性をもつ.
- 2008-03-10
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