情報教育からキャリア教育へ

概要

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高大連携により効率的な接続教育プログラムを開発するために高校向けアンケートを実施した。職業に就いた際に必要とされるキャリア基礎能力として、本学で過去実施したアンケート結果を基にした「キャリア基礎能力」10要素、ならびに経済産業省の「社会人基礎能力」12要素と情報リテラシーで学習する内容との関連性も調べた。その結果、高校卒業時にもっとも必要とされるキャリア基礎能力は「コミュニケーション能力」であり、不十分と思われる「社会人基礎能力」は「計画力」であると捉えられていることがわかった。また、「情報」により獲得した能力は、PC基礎操作力の向上に役立っていると認識されている。この結果を踏まえ、高大連携プログラムの一環として高校-大学教員によるコミュニケーション研究会を開催し、高等学校で学習した「情報」の発展型としてのコミュニケーション能力等を向上する全12講からなる接続教育プログラム、「コミュニケーションリテラシー」を開発した。この内容を報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
2008-05-10