情報セキュリティ心理学とトラストの動向について : 情報セキュリティ心理学とトラスト(SPT)研究グループの活動
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概要
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従来の情報セキュリティ対策は,物理的,技術的面の対策が中心であった。インターネットのやコンピュータの爆発的普及で,企業・組織でのコンピュータ利用は,一人1台となった。ネットワークやコンピュータに多くの人が関係していることを考えると,情報セキュリティ対策も人的側面からの対応が必要になる。人を中心とした情報セキュリティ分野の調査研究は緒に就いたばかりであるが,心理学や人間工学等の分野での知見を取り入れた調査研究の幾つかを紹介する。情報セキュリティを広く,深く研究するためには,人間中心の調査研究は欠かせないものであり,更に推進する必要がある。その一方法として,情報セキュリティ分野での調査研究,課題等をこれらの分野の研究者に紹介すると共に,共同研究等を通して,情報セキュリティを推進することが喫緊の課題であると考えている。本研究グループは,その様な役割の一端を担うを目指していきたいと考えている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-05-15
著者
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