森林教育研究の動向把握を目的とした予備的研究 : 『林業経済』誌掲載論文の分析を中心に
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概要
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わが国における森林教育研究に従事する研究者は次第に増加しつつあるものの,研究成果公表の機会は充分には保証されてこなかった。森林教育研究のさらなる発展を期待する上で,森林教育研究の軌跡をたどり,体系的な整理を行うことが必要とされている。しかし,これまでは体系的な文献レビューは殆ど実施されておらず,研究動向の把握が極めて主観的にならざるを得ないことも認識する必要がある。本研究は以上の認識より,わが国における森林教育研究の成果の整理・分析を(財)林業経済研究所発行の『林業経済』誌掲載の論文群を対象に行い,以下の結果を得た。(1)大学教育に偏倚して展開されてきたが近年の傾向としては一般市民に対する教育も次第に研究対象として認識され始めた,(2)森林教育の本質について論究する論文はほとんど見られず,時々の教育の現状に関する論文が主体的であった,こと等が明らかになった。
- 林業経済学会の論文
- 1999-03-20
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