在米日本人障害児の教育の実情 : 保護者に対する調査
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概要
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在米日本人障害児の教育的環境とその保護者の状況を調べるため、保護者を対象にアンケート調査を実施し、71通の有効回答を得た。調査の結果、以下のことがわかった。(1)在米日本人障害児の多くは現地の特殊学級、養護学校、通常学級で教育を受けているが、その中でも現地の特殊学級に在籍している子どもが最も多い。(2)多くの専門家による診断や指導およびさまざまなサービスが受けられるなど、現地の教育に満足している保護者が多い。(3)保護者は現地の専門家や教育関係者との英語でのコミュニケーションに困難を感じており、日本語による情報の提供を必要としている。(4)渡米前から帰国後まで、一貫した支援を提供してくれる日本人による専門機関の設置が多くの保護者から要望されている。
- 日本特殊教育学会の論文
- 2003-09-30
著者
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