精神遅滞児の就労に必要な能力に関する研究 : 職場、教師、親の意識の比較を通して
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概要
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本研究では、職場、教師、親の3群に「精神遅滞児が就労するためにはどういう能力が必要であると考えているか」について調査を行い、意識の実態を明らかにした。そして3群の比較を通して就労を目指す指導のあり方について検討した。その結果、以下のことが明らかになった。(1)職場群が、精神遅滞児が就労するために必要であるとした項目は、生活する上での基本となる項目が多かった。しかし教師群は仕事をする上で必要な項目を重視する傾向にあった。(2)親群は、教師群以上に障害児の就労に対して強い期待感を持っていた。(3)職場群は、障害児の就労の要件として障害の程度や能力をそれほど重視していなかったが、教師群や親群はそれらをかなり重視していた。
- 1997-01-31
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