多様な評価者による聴覚障害学生の作文の評価
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概要
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作文の評価は、評価者によって変動する場合が多く、複雑である。この複雑な評価結果から、共通性と特異性とを分離して、評価の多様性を解明しようと試みた。まず、共通性として、全ての評価クラスタは、基盤作文力の強・弱をきちんと反映して作文を評価していることが検証された。次に、内・外向性(作文作者の)への評価姿勢が、基盤作文力の強・弱に応じて分かれるのだが、その分かれ方が評価クラスタ毎に特異なことも検証された。◎職場クラスタ:基盤作文力の強・弱の各々において、外向性の作文を高く評価する。◎教育クラスタ:その正反対に内向性の作文を高く評価する。◎人事クラスタ:基盤作文力の強・弱に応じて、評価を使い分ける。◎日常クラスタ:単純に基盤作文力の強・弱で評価する。一見複雑な評価の多様性は、4つの評価クラスタに分解することによって、説明された。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1995-11-30
著者
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