特殊教育担当教師の実験計画、教育測定・統計についての理解度に関する研究
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概要
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教師研修講座に参加する特殊教育教師を被験者として実験計画、教育測定・統計の理解度に関する調査を行った。回答方法はあらかじめ選んだ21の用語について被験者が自由に記述し、その理解度の評定は5段階で行われた。本調査の結果、教師は記述統計用語については比較的理解していることが判明したが、推測統計用語については理解が不足していることがわかった。実験計画を含む教室内でのデータの収集方法についての理解も不足していることが判明した。さらに教師の教育測定・評価への理解の足りなさは、教育課程を教育目標、学習指導、習熟度評価という枠組みとして把握していないことと関連があると推測される。こうした背景には教師養成機関が実験計画や教育測定・統計を重視していない傾向があることがうかがわれた。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1988-08-27
著者
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